松塾ブログ(随時更新)

 11月26日 火曜日

 

◎小学校からの英語教育を考える

その2ー日本人が第二言語として英語を習得することは簡単ではない

 

前回で私は、小学生の間に英語を学習することは一定の意味があるが、小学生の間は楽しんで英語学習し、英語嫌いをつくらないことが大切だ、と述べました。では、なぜそれが大切なのでしょう。今回は英語と日本語の関係から、その点を考えてみたいと思います。

 

アメリカ国務省が公表した「言語習得難易度ランク」というものがあります。アメリカ外交官養成局が、英語を母語とする局員が習得するのにかかる期間を元にして、各言語の難易度を一覧化したものです。

 

それによると、「日本語で、日常的、専門的コミュニケーションにほぼ支障が出ないレベル」にするために必要な期間は2200時間、1日3時間休みなく続けたとしても733日、つまり約2年かかります。ちなみにドイツ語は750時間、ロシア語が1100時間に対して中国語と韓国語はともに2200時間で、日本語と並んで最も習得に時間がかかる言語とされているのです。

 

しかし、この指標の元になっているのはアメリカの外交官ですから、相当に知的レベルや学習能力が高い人でも2年はかかるということです。

 

もちろん、日本人が英語を学ぶ場合と全く同列視はできません。日本語の文法は英語に比べると遙かに複雑ですから、英語を母語としている人が日本語を学ぶ方が、私達が英語を学ぶよりはかなり難しいでしょう。

 

しかし、その点を考慮したとしても、少なくとも英語と日本語は言語としてはかなり遠い関係にあることは確かです。従って、英語を本気になって習得しようとすれば、かなりの努力が必要なことがわかります。

 

確かに、インターナショナルスクールに通うなどして英語のシャワーの中にいるような生活環境に幼少期からいれば、文法などを意識しなくても英語を話せるようにはなります。しかしこの場合、家庭で日本語教育をかなり意識的にやらないと、日本語の言語力や言語活動を通じて発達する思考力に課題が生じることになります。

 

なので私は、日本語による国語力をしっかりとつけながら、第二言語として英語を学習して行くことが望ましいと思っています。しかし、先のアメリカ国務省の指標について述べたように、その習得は簡単ではないのです。

 

習得が簡単ではない英語学習を小学生が行う時、最初から「困難」ばかりを感じていたら、絶対に英語学習がいやになってしまいます。だから、小学生は英語学習を楽しんやることが大切なのです。

 

では、小学生の英語学習は具体的にどのようなものが望ましいのでしょうか。次回はその点を考えてみたいと思います。

2024年11月22日 金曜日

 

◎小学校からの英語教育を考える

その1ー小学校での英語は、楽しく学ぶことが大切

 

「話せる英語」「使える英語」教育の必要性が言われて久しいです。この議論は私が学生のころ(今から40年くらい前)から色々な本が出ており、私もそれらを随分と読みました。

 

その後、私は英語教師として中学校に赴任。私自身は英検2級は取得しましたが(当時準○級がありませんでした)、基本的な日常会話ができる程度でネイティブと英語でスラスラ雑談会話できる、というレベルまでは到底達していませんでした。

 

そんな私ですが、私自身の経験や(私自身も、小学校の5年生くらいから英語会話教室に通っていました)、私の子どもや友人達の経験やアドバイスを通して、「英語教育」について考えていることをしゃべってみたいと思います。

 

以下は 以前に中学校時代の教え子と久しぶりに会ってランチした時の会話です。

 

教え子:自分が余り英語できなかったから、子ども達はインターナショナルな幼稚園に入 れようと思ってるんやけど、先生どう思います?

 

私:貴方は将来、子どもが英語の世界で生きて、英語を縦横無尽に駆使できるように 育てたいの? 例えば、通訳や外交官になるとか国際機関で働くとか。

 

教え子:そこまでは考えてなくて、これからは英語がより必要とされる時代やと思うか ら、小さいうちから英語に囲まれる環境で育てた方がいいかな、と思って。

 

私:だったら、やめとき。英語は、中学校入ってからでも本当に勉強したいと思っ たらいくらでも勉強できるし、英語力はそれからでも十分につく。小さいうちか ら英語漬けの環境におくと国語力が育たないよ。日本の学校に行きながら、英会話教室などに通わせて英語を学ばせるんやったらいいとは思うけど。

 

教え子:でも英語がペラペラになったらいいじゃないですか。

 

私:あのさ。日本人だって、日本語しゃべれても話す中身がある人とない人がいるや ろう。英語もそれといっしょ。英語が話せても、論理的に話せる力がなかったら あかんし、話す中身が薄っぺらやったらあかんの。

 

教え子:なるほど。大事なのは、英語力よりも、国語力、ということ?

 

私:国語力の育成を通じて、物事をしっかり考えられる力をつける、ということかな。受験でも社会人になっても大事なのは、論理的に考えて分析し自分の考えをまと めることのできる思考力、コミュニケーション力と想像力、そして教養やね。

 

教え子:それはどうやったらつくんですか?  

 

私:色々な人が書いてる本を読んだり、先生自身の子育て体験や孫を見ていて思うこ とは、大切なのは、小さい時からいっぱい色々な遊び体験、特に自然体験をさせ て色々な人と関わる生活をすること。そして、その中で「どうしてやろう?」「ど うやったらいいんやろう?」と考える経験をいっぱいさせてあげること。それと、できれば本に親しむことかな。ただ、本は子どもが興味を持つ本やない とあかんよ。読書を無理強いさせたら絶対にダメ。

 

教え子:じゃあ、英語教育は余り早くからしない方がいいんですか?

 

私:いや、そんなことはない。何を教えてどう学ぶかが問題や。小学校の内は日本 語の学習をしっかりとしながら、英語を楽しく学ぶ、ということが大事やと 思うよ。

 

ということで、次回は小学校での英語教育のあり方、について考えてみたいと思い ます。

2024年11月18日 月曜日

 

◎「どうすれば、わが子がもっと勉強するようになるか」

その4ー子どもの興味・関心を引き出し、将来への明るい希望を育てるー

 

前回までのまとめをしてみましょう。①子どもはもともとは好奇心旺盛で、色々なことに興味・関心を示す。②子どもは今を生きており、将来のことまで余り考えていない。③未来に対して楽観的・ポジティブに考えている人ほど、未来に備えて今頑張れる。④学校に通うようになると、多くの子どもは「学校の勉強ができるかどうか」が関心の中心となってしまい、その価値観で自分を計ると自信を持てなくなってくる。

 

上記のことから、「今勉強しとかないと将来後悔することになるよ」という、将来に対する否定的な助言では子どもは勉強する気にはならない、ということです。勉強をやる気にさせるのは、「将来に対するポジティブな言葉」です。そして、それを子どもの興味・関心と結びつけてあげること。

 

勉強が良くできる一部の子ども以外は、「学校の勉強」というものに興味・関心を持てなくなってきています。だから、その点だけに焦点をあててもなかなか「勉強する気」にはなりません。でも、子どもたちなりに、何か好きなこと、興味・関心持てることがあるはずです。そこに目を向けてあげる。

 

例えば、ダンスが好きな子どもなら、「ダンサーになる」「ダンス教室のインストラクターになる」などの可能性がありますが、将来の職業のことまで意識しなくても、ダンスのことを好きになればなるほど真剣に学ぼうとする姿勢が出てきます。そうすると、必ずダンスにかかわって色々なことを勉強する必要性が出てきます。

 

もちろん、中学生くらいではその興味・関心が将来の職業に結びつくかどうかはわかりませんし、興味・関心そのものも変わっていきます。また、興味・関心あるものがない、という子どももいます。でも、小さかった頃のことを思い出してみたら、必ず何か見つかるはずです。

 

「自分が好きなこと、興味・関心のあることをやりたい。そのために色々知りたい」という思いが出てくれば子どもは自ら進んで学びますし、その学びの姿勢が、学校の勉強にも必ずプラスに働いていきます。

 

そして、そのためには親が子どもとよく話をして、子どもが今どんなことに興味・関心があるのか親としてアンテナをはっておくこと。そして、好きなこと、興味・関心のあることをとことんやってみることを推奨する。「音楽なんて」とか「ダンスなんて」とか言わない。 少し回り道でも、そこから子どもの「やる気」を引き出していくことが、「学校の勉強をする」ことにもつながっていくのです。

2024年11月11日 月曜日 

 

◎「どうすれば、わが子がもっと勉強するようになるか」

その3ー勉強が楽しくないから先送りしたくなるー

 

「勉強が楽しいと思えない子ども」は、たいてい長期休みの終盤まで宿題をため込むことが多いです。課題の提出を締め切りぎりぎりまで手をつけない。そして締め切り間際になってあわててやる。

 

そんなわが子を見て「やらないといけないことがわかっているのに、どうしていつもぎりぎりになってするの!」と注意する。でも、毎回同じことを繰り返す。

 

多くのご家庭では、こんな光景はよくあるのではないでしょうか。でも、それはお子さんがごくごく普通に「人としての発達している」ということで、心配することでも何でもありません。

 

子どもは、未来のこと、先のことを考えて生きていません。子どもは今を生きています。今楽しむことを優先します。だから、宿題をしないといけないことをわかってはいますが、それが自分の視野に入ってこないのです。だから、小・中学生くらいでは「先延ばし」はごくごく普通のことです。

 

そして、ある研究者によると、「先延ばしするか今やるかどうかは、未来に対してニュートラル(今より未来のストレスが増えることはない)、あるいはポジティブ(未来は今よりさらに良くなる)に考えられるかどうかが影響している」ということです。

 

確かに、「先のことを考えたくない」あるいは「考えられない」状況では、「未来に向けて今頑張ろう」とはなかなかなかなりにくいでしょう。しなければならないことがわかっている宿題ですらそうです。ましてや、日々の勉強ともなると、当面のいやなことは先送りする、というのはある意味自然なことと言えます。

 

では、そんな子どもたちを「どうやって勉強をやる気にさせるか」。それは、上記の研究にあるように、先延ばしをしないためには、「将来は悪くない」「将来こんなことをしたい」というようにポジティブに考えられるかどうかが、カギになってくると言えます。

 

次回最終回は、「子どもをポジティブにする言葉の大切さ」を考え、「子どもに勉強をやる気にさせるにはどうするか」を考えてみたいと思います。

2024年11月8日 金曜日

 

◎「どうすれば、わが子がもっと勉強するようになるか」

その2ー小学校に入ると子ども達の興味関心力がそがれていくー

 

子どもは本来は好奇心旺盛で、好きなことには熱中して取り組むことをお話ししました。だから、幼児から小学校時代は、子どもが興味関心を示すことをとことんやらせてあげることが大切です。

 

ただ、本来は興味関心が色々とある子どもですが、小学校の授業となるとそうはいきません。関心のないこともいっぱい勉強しなければなりません。しかも、学習内容がたくさんあり難しい。

 

これを6年間続ける間に、子どもは色々なことに興味関心を示す力を削がれ、その反面「学校の勉強ができるかどうか」が、本人、友達同士、周りの大人、などの興味関心の中心になっていきます。

 

なので、学校の勉強に関わっての自己肯定感が持てるかどうかが、「勉強のやる気」度にいやがおうにも関わってきます。「学校の勉強ができる子ども」は、周りからも認められて、自分自身に自信が持てるために「勉強のやる気」度も大きくなっていきます。そして、そういう子どもは、親がうるさく言わなくてもある程度自ら進んで勉強していきます。

 

親御さんが「わが子が勉強をしない」と頭を悩ませるのは、学校の成績が中の上から下位にいるようなお子さんの場合がほとんどです。彼らは、「学校の勉強」に対してそれほど自己肯定感が強くないので、程度差はあっても「勉強すること」に対して強い意欲がなかなかわいてきません。

 

でも多くの親御さんは、勉強をしないわが子に対して、「勉強しておかないと、後で自分が困ることになるよ」というように、「将来のために勉強する必要がある」と言われている場合が多いようです。

 

ところが、子どもは基本的に将来のことを考えて生きていません。子ども達は今を生きています。だから、「今学校の勉強ができる子ども」は今が楽しいから勉強するし、「学校の勉強面では、今が楽しいと思えない子ども」は、勉強しません。

 

では、そういった「勉強が楽しいと思えない子ども」が、どうすれば少しでも勉強するようになるでしょうか。その点を次回以降考えてみましょう。

2024年11月4日 月曜日

 

◎「どうすれば、わが子がもっと勉強するようになるか」

その1 ー子どもはもともと興味関心を持つと夢中になるー

 

塾にお子さんを通わせている親御さんは、「わが子の学校の成績が良くなって欲しい」「少しでも勉強がわかるようになって欲しい」と願われています。なので、「どうしたら、もっと勉強する様になるんでしょうか」とよく聞かれます。

 

しかし、この答えはなかなか難しいのです。「勉強しないと将来困ることになる」等と言っても、子どもはそう簡単に勉強するものではありませんから。

 

そもそも、今の日本の学校での勉強は、学年があがるに従って「受験のための勉強」の要素が強くなってきます。そして受験勉強は、自分の好きな分野だけ勉強していてはダメで、どの分野も幅広く勉強しなくてはいけません。暗記しなければならないことも多いです。

 

そんな勉強を、「子どもが自ら進んでどんどんやる」ということは、なかなか期待できないでしょう。

 

 でも子どもというのは、本来は自分が興味関心を持っていることには夢中になって取り組むものです。幼児を見ていると、本当に1つのことを何回もやっています。

 

そしてその場合でも、1つのことにずっと集中して関心が持続する子どももいれば、色々なことに関心が向く子どももいます。

 

私には孫が5人いますが、本当にそれぞれ個性があって面白い。

 

長女の長男は、小さい時からやたらと計算が好きで、未就学児の頃から親に計算問題の問題集を買ってきてもらって自分でどんどんとやっていました。小学校1年生となった今でも同様です。本当に計算が好きなのです。

 

また次女の長男は電車と恐竜が大好きで、未就学児ですが恐竜図鑑に書いてある漢字の混ざった文章をスラスラと読んでいきます。

なのでこの二人は、1つのことに集中して関心を示すタイプです。

 

一方、三女の長男はまだ3才ですが、包丁を持って料理もどきのことをするのが好き、電車も好きで阪急電車の路線図をかなり覚えている、音楽にも関心があって歌に合わせて電子ピアノの鍵盤をたたく、など色々なことに興味関心を持っています。

 

というようにそれぞれ関心の示し方は違いますが、孫達を見ていても、「子どもは興味関心がもてるものには自ら進んで取り組んでいく」ということは共通しています。皆さんのお子さんも、小さい時にはきっとそうだったはずです。

 

この、子どもが本来持っている力を、学校の勉強にどう結びつけていくのか、次回以降この点を色々な角度から考えてみたいと思います。

2024年10月18日 金曜日

 

◎「井の中のかわず効果」を考える

 

中学受験、高校受験まであとわずかとなってきましたが、親心としては「難関校を目指して欲しい」「滑り込みでもいいので第1志望校の学校に合格して欲しい」と願うでしょう。ただやはり、「入学後のことをよく考えて受験校を選ぶ」こともこれから大切になってきます。

 

 最近の研究では、「もともとの学力が上位の生徒は、同じクラスに自分と同じような学力の高い生徒がいることによって学力が上昇するが、もともとの学力が下位の生徒は、同じクラスに学力が高い生徒がいることによって、むしろ学力が下がってしまう」ことがわかっているそうです。これを「井の中のかわず効果」と呼びます。

 

特に中学生の場合はまだまだ精神的に未熟なので、入学した学校の最下位の方に自分がなってしまうと、自分に対する自信を失い努力することをやめてしまう。そうすると、成績がずっと下位に低迷したままになってしまう、というわけです。そして、それが結果的に不登校などに結びつくこともあります。

 

なので、模擬試験で合否ぎりぎりの成績にもかかわらず受験してうまく合格しても、その後にわが子が苦しむことになる可能性があることも親としてはしっかりと考えておかなければなりません。

 

ただ私自身は、次の様な経験をしました。

 

高校は、「ちょっと厳しいかも」と担任から言われていた地域のトップ進学高校に運良く合格できましたが、入学したら周りは本当に優秀な生徒ばかりで「中学校では優等生だったが高校では劣等生になる」という経験をしました。

 

しかし、周りに何とかついて行こうと勉強した結果、3年後の大学受験では、2番手の進学校に入りそこでの成績はトップクラスだった中学校の友人と同じ大学に合格、という結果にもなりました。

 

難関校に入ってもまれることで、成績は上位でなくても他の学校の生達よりは結果的に学力が伸びている、ということもあるように思います。それ故、必ずしも「井の中のかわず効果」を考えて成績で余裕のある学校を選ぶ方が良い、とも言えません。

 

ただ、12才と15才では精神的なものが大分異なります。入学後の成績が下位に低迷することによる精神的にダメージは高校生より中学生の方が遙かに大きいでしょう。

 

なので、お子さんの性格をよく考えて、無理のない受験をすることが長い目で見ると大切だと思います。

 

 

2024年10月14日 月曜日

 

◎これから難しくなってくる1年生の英語

ーなぜ「go to school」のschoolにaがつかないの?ー

 

1年生も半年がたちました。当初はABCから始まっていた英語も、あっという間に内容が難しくなってきています。他教科の教科書と比べてみても、英語の内容はぐっと難しくなってきていることがわかります。

 

そして、英語は数学と比べても積み重ねの度合いがとても大きい教科です。数学の場合は、「2年生で習う三角形の合同等の図形が苦手でも3年生の因数分解はできる」という場合がありますが、英語にはそのようなケースがありません。3年生で習う内容は、1年生の内容が理解できていないと、到底理解ができないのです。

 

それだけに、英語はわからなくなってから塾に行くのではなく、わからなくなる前に塾に行って勉強する、ことが大事になってきます。先日も、生徒が次の様な質問をしてきました。

 

生徒:英語は数えられる単語にはaをつけるんですよね? でもgo to schoolやgo to bedにはaがついてない。でも学校も、ベッドも1つ、2つ、て数えられるじゃないですか。どうしてaがつかないのですか?

 

講師:学校ではなんて習ったの?

 

生徒:「学校に行く」はgo to school、「寝る」はgo to bedと、熟語として覚えておくようにと言われました。

 

講師:まあ確かにそれも一理ある。まだ1年生だから、先生は難しいことを説明されなかったんやろうね。では、ちょっと考えてみようか。

 

 「豊中市には中学校が18校ある」という場合は「There ara eighteen schools in Toyonaka」というよね(すでにthere is~の文は学校で習っている)。この場合、schoolは学校という建物をさしてるから複数形のSがschoolについている。

 

では、君たちこの前「明日、創立記念日で学校休みや」って喜んでたやろう。この時の「学校」って、学校の建物をさしてるのかな? 「明日、学校がある」とか「学校がない」とか言う時、学校という建物をさしてる言ってるわけじゃないよね?

 

生徒:う~ん。確かにそう。校舎が消えたり出てきたりしないから。

 

講師:ではその時の「学校」って、何をさしてると思う?

 

生徒:…

 

講師:学校ってどういう所?

 

生徒:勉強するところ。

 

講師:そうやね。だからgo to schoolの時の学校の意味は「勉強する所」、というような意味なんよ。同じようにgo to bedのbedも「睡眠をとる所」、みたいな意味なわけ。

 

だから go to schoolは「勉強に行く」、go to bedは「睡眠をとりに行く」、というような意味として使っているわけ。

 

英語ではこのように、建物や物をさして使う時、それが持っている役割をさして言う使い方があって、その場合はaやanがつかないんよ。わかった?

 

生徒:何となくわかるけど、難しいなあ。  

 

 この他、「三単現のSと複数形のSとの違い」など区別がややこしい文法も出てきますし、何より覚えなければならない英単語の量が膨大になってきます。この時期から、英語学習には特に力を入れていかなければなりません。

 

2024年10月10日 木曜日

 

◎喜怒哀楽の感性と物語文の理解

 

生徒たちに国語を教えていると、喜怒哀楽に関わる感性が物語り文の理解に大きく影響していることを実感します。

 

物語文の問題は、登場人物の心情や、登場人物が述べた言葉の意図などを問われる問題が多く出ます。この場合、それを表す言葉などを探しだして、そこから考えるわけです。

 

例えば、主人公が川沿いを歩いていて、「春のそよ風が彼のそばを吹き抜けた」とあれば、その時の主人公の気持ちは「清々しい前向きな気持ち」と考えられますし、「木枯らしが彼の背中に吹き付けた」とあれば、主人公が厳しい状況にある事が想像されます。

 

これらのことを考えられるようになるには、まず語彙が豊富で、春のそよ風や冬の木枯らしの意味が理解できていなければなりません。

 

しかし、語彙だけではなく、主人公の心の移り変わりや心情を汲み取れる力、すなわち人の喜怒哀楽を感じ取れる感性も大切になってきます。先日、ある生徒と次のような会話がありました。

 

講師 :能登半島では地震があった上に洪水まであり、二重の被害にあった方が大勢いる。その人たちに対して君はどう思う?

生徒:(ちょっと考えて)運が悪いと思う。

講師:そうか。確かに地震も洪水も天災やから、運が悪いという面もあるけど、それだけ? 

 

この後私は、「被害に遭った人たちは本当に辛い思いをしていると思う。気の毒だ」というような返事を期待したのですが、それはありませんでした。この生徒はやはり、論説文より物語文が苦手です。

 

では喜怒哀楽を感じ取れるようになるにはどうすればいいか? それはやはり、日頃から家族で色々な話をするように心がけることです。

 

良いニュースを聞けば「良かったね」「すごいね」、被害が出たニュースだったら「本当に辛いだろうね」とか「この人が怒るのは当然だ」など、親自身が子どもと話をしながら喜怒哀楽を示すことがとても大事です。

 

そして、もう一つは読書です。物語を読むと、ハラハラドキドキしてきますし、ストーリーに入り込むと主人公の気持ちがひしひしと伝わってきます。そして語彙も豊富になります。そういう経験をたくさんつめば、当然感性は磨かれていきます。

 

家族の会話と読書。やっぱり大切です。

 

2024年10月7日 月曜日

 

◎「真実を知ると怖くなる」もまた学習の一面

 

私が中学生の頃は、気象や地震についてはあまり多くを学習することはありませんでした。しかし、今は気象や地震についてかなり詳しく学びます。

 

その理由として、その頃より気象や地震についての研究が随分と進んだこと、そして何より、異常気象や地震が私たちの生活に大きな影響を及ぼすことが、中学生にも実感できるような状況となっていること、があげられるでしょう。

 

理科では雲のできるシステムを学習しますが、それによって、「温暖化で海水温が高くなり海の水が蒸発しやすなって雨雲が発生しやすくなる。それが大雨が多くなることにつながっている」ということが理解できやすくなります。

 

能登で地震や洪水(写真)によって甚大な被害が発生しました。二重の天災に見舞われた方々は本当にお気の毒ですし、住民の生活が成り立つように国は全力で支援しなければなりません。

 

しかし、気象や地震について学べば学ぶほど、今の日本ではこのような被害がどこでも発生する可能性があることを生徒たちは知り、災害が身近なものとなってきます。また、全国規模で災害が起こると、行政の支援もままなりません。

 

つまり、学べば学ぶほど怖くなってくる、わけです。理科や社会の学習をしていると、「地震絶対起こるよな。怖い、起こらんといて欲しい」とか「日本も戦争するかもしれんかな?」と言ってくる生徒がいますが、中学生がそのような心配をせざるを得ないことに、なんとも切ない思いもします。

 

しかし、気象や地震に限ったことではありませんが、真実を学べば怖くなる、というのもまた学習の一面でもあります。

 

例えば、原爆被害の写真を子どもが見て、核兵器がいかに残虐な兵器なのかを知り怖くなったりもします。そのことを批判する人たちがいますが、それはやはり間違いです。

 

真実を知ることによってこそ、子どもたちは自らを正しい方向に導いたり、自分の身を守ることができるようになるのです。

 

教える年齢に配慮することは必要ですが、科学でも歴史でも、たとえ子どもたちにとって怖いことであっても真実は教えなければなりません。

 

 

2024104日 金曜日

 

◎「文字式で分数を払うとなぜダメか」をどう教える?

 

 

中学1年生では文字式と方程式が出てきます。そして文字式を習った後、方程式「2/3x  1/2  1」は両辺を6倍して分数を払って「4x  3 6」→「4x  3」→「x  3/4」という流れで指導していきます。

 

ところがこの方程式で分数を払う解き方を習うと、文字式の分数までも払ってしまう(わかりやすく言うと、「とってしまう」)生徒が出てきます。先日指導していた生徒も同様でした。

 

彼女は、 「1/2a 1/4b」→「2a b」というように変形をしてしまいました。さて皆さんはこの場合どう指導しますか?

多くの場合は、「=がついている式は分数を払ってもいいけど、=のない式は分数を払ったらダメ」と指導されるでしょう。でもこれだけでは、「なぜ=がついている場合は分数

を払ってもよくて、 文字式の場合は分数を払ったらダメ」なのか、生徒は納得できません。

そこで私は次の様に説明しました。

 

講師: 「1/2a 1/4b」の をリンゴ、 b をメロンと考えてみよう。 そうすると、 「1/2a 1/4b」というのは、「リンゴを 1/2 に切ったものとメロンを 1/4 に切った物があります」という意味なの。わかるかな?

生徒:はい。わかります。

講師;でもこれに4をかけて「2a + b」にするとどういう意味になる?

生徒:リンゴ 2 個とメロン 1 個がある。

講師:そう。だから分数を払ってしまうと、同じ個数を表さなくなるんだ。意味の違いがわかるかな?

生徒:わかります。

講師:じゃあ、1/2a 1/4b  300(円)という場合はどういう意味かわかる?

生徒:リンゴ 1/2 個とメロン 1/4  個の値段が 300 円という意味です。

講師:そうだね。では、この式の両辺に 4 を掛けるよ。そうするとどうなる?

生徒:2a 1200 となります。

講師:正解。では、この式はどういう意味だと思う?

生徒:?

講師:これは、 「リンゴ 1/2 個とメロン 1/4 個で 300 円」 のセットを 4 つ買たっら、 リンゴ 2個とメロン 1 個を買ったことになり、 値段は 1200 円になる」 という意味。 わかる?

生徒:なるほど。わかります。

講師:ということは、次の様に言えるでしょう。「リンゴ 1/2 個とメロン 1/4 個を買って 300円払う」のも、 「リンゴ 2 個とメロン 1 個を買って 1200 円払う」のも、払うお金の価値は変わらない。

生徒:そうか。どっちを選んでも、損も得もないということか。

講師:その通り。だから、「1/2a 1/4b  300」という式も、4 を掛けて分数を払った「2a  b 1200」という式も、「どちらも同じ意味を表している」ということだ。だから、=のついている場合は分数を払ってもいいんだ。

生徒:なるほど。だいたい違いがわかりました。

 

 

2024年9月30日 月曜日  

 

◎朝鮮分断と韓国映画「シュリ」

 

社会の授業をしている時、生徒が「朝鮮は、どうして北朝鮮と南朝鮮にわかれているんですか?」と質問してきました。

 

かつては、ベトナムが北ベトナムと南ベトナムに、ドイツが東ドイツと西ドイツに分断されていました。しかし、今ではではベトナムもドイツも一つの国となり、国として分断されたままなのは朝鮮だけです。

 

私はできるだけ簡単に、第二次世界大戦後の米ソ対立に中国が絡んできた歴史と共に、南北ベトナムが統一されたのになぜ南北朝鮮が統一されないのか、なども出来るだけわかりやすく説明しました。

 

しかし、南北分断されたままの朝鮮には、私たち日本人がなかなか想像できない思いがあるに違いありません。

そしてちょうど今、24年ぶりにリメイクされた韓国映画「シュリ」が話題となっています。

 

私は、24年前に上映された時にシュリを見て、南北分断問題に焦点を当てながら、アクション、愛、を巧みに取り入れた韓国映画の水準の高さに感動すると共に、国が分断されたままの悲劇をあらためて考えさせられました。

 

そして、私も再度シュリを見ました。24年経った今でも、社会派映画としての魅力は秀逸です。

 

私は中学生の頃、チャップリンの「独裁者」を見て、ナチスドイツに大きな関心を持ちました。

 

社会科、特に歴史の勉強は、なぜこのようなことが起こったのか、を学ぶことに意義があります。そして、青春時代に優れた映画を見ることは、子どもたちにとって、歴史や社会を学ぶ上で大いに意義あることです。

 

私たち教師や親は、そうゆう視点でも映画を見て子どもたちに語りかけたいものです。

 

 

2024年9月26日 木曜日

◎「無理数は実際に存在する数」という事を教える

 

三年生になると、√の計算が出てきます。しかしこの√、生徒は実感がともなわず、実際に存在する数としてはなかなかピンとこないものです。

生徒たちは、今までは整数、分数、少数を習ってきたのですが、分数はりんご 1/3 個を実際に目で見て実感できます。

また小数の 0.1 という数字も、0.1 ミリの大きさの虫、と言えば、1 ミリをさらに 10 等分した大きさのとても小さい虫、とイメージできます。

 

ところが、√なるとなかなか実際の数としてイメージできません。しかしこの√、結構日

常生活の中で使われています。その典型が紙の大きさです。

 

A3 版を半分に切ったものが A4 版ですが、 A3 版と A4 番の横と縦の長さの比は同じです。

なので、A3 版の短い辺を横、長い辺を縦として A3 版の横 : 縦を 1 : n とします。そうするとA4版の横がn/2で縦が1となります。

 

これを数式で表すと 1 : n  =  n/2 : 1 となりn^2/2 = 1 となります。よって n^2 = 2 なのでn =√2となるわけです。

 

ただこの説明は、√の学習をある程度行った生徒に対しては「なるほど」と思わせること

ができますが、√を初めて学習する生徒にとっては少し難しいようです。そこで、√を習い始めの生徒には、私は次のように説明しています(写真参照)。

 

講師:一辺 2 ㎝の正方形があります。この正方形の面積はいくらになる?

生徒:2 × 2 で4㎠です。

講師:では、各辺の中点を結んで、この中にもう一つ正方形を赤色で書きます。この正方形の面積はいくらかな?

生徒: (すぐに答えが出てこない)

講師:では補助線を引くよ。それぞれの三角形は一番小さい正方形の半分。ではこの三角形が4つ集まると?

生徒:小さい赤い正方形になる。

講師:では、小さい赤い正方形の面積はいくらになる?

生徒:大きい正方形の半分だから 2 ㎠。

講師:そうだね。小さい正方形の面積は2㎠です。では小さい正方形の一辺の長さはいくらになる? 正方形の面積はどうやって求めるんやった?

生徒:一辺×一辺

講師:この場合、一辺×一辺 = 2㎠となる。だから一辺の長さはどうなる?

生徒:これが √2㎝ や。

講師:そうだね。だから√2というのは、このように実際に存在する数なんだ。

2024年9月23日 月曜日 

 

◎生徒がわからないのは「講師の教え方の問題」と自戒

 

先日、中学受験組の算数の図形問題を教えていました。

 

中学受験の図形問題は、半円や三角形が重なり合っていたりして、なかなか理解が難しい問題が沢山あります。

 

ある問題でA君がいきづまっていました。そこで、私としてはかなりわかりやすく解法を説明したつもりなのですが、A君はある所で理解が詰まって、そこから進みません。

 

私もA君が詰まっている点がどこか大体わかっているのですが、図形はある程度感覚的に掴めるセンス、も関係しているので、どう説明するか悩みました。

 

感覚的に掴めるセンス、というのは、例えば立体の展開図の理解、などで端的に出てきます。小さい頃から、レゴで色々組み立てたり、自分で物を作ったりする経験が豊富な子どもは、やはり平面や立体図形を捉える感覚が優れています。

 

なので私は、理解が難しい生徒には、問題と同じ立体を実際に作って説明したりもします。

 

しかし、A君の時は、一瞬「これだけ説明してもわからへんのなら、しょうがないかな…」と思ったりもしました。しかし、「いやいや、A君の責任にしてはダメだ。どうすればいいか…」と頭を捻りました。

 

そして、先ほどまでは手書きの図解で説明していたのを、コンパスと定規を使って図を正確に書き、そして今までとは異なる作図方法にかえて説明してみました。

 

そうすると、A君の行き詰まりが解消され、「わかった!」と言ってくれたのです。

 

私は改めて思いました。生徒が理解できないのは、「講師の説明方法に工夫が足りないからだ」と。今回の出来事から、その事を痛感しました。

 

2024年9月19日 木曜日

 

◎なんで楽器にはtheがつくの?

 

先日の授業で、「どうして楽器にはtheをつけるの?」と生徒に聞かれたので、今日はそのお話をしましょう。

 

英語では冠詞がいくつか出てきますが、theの使い方で学生時代悩まれた方も多いと思います。

 

このthe、中学校で「すでに話題に出てきたものにつける」と習った方も多いと思いますが、必ずしもそうではありません。

 

例えば The dog   In Tom’s house is very pretty.という文。この場合は、トムは家で犬を飼っていることをみんな知っていて、「トムの家にいるその犬はとても可愛い」と言ってます。なので、「すでに話題に出ているものにつけている」と言えます。

 

でも、Please, open the door.のような場合は、ドアのことが話題に出てなくても、開けて欲しいドアは当然目の前のドアなのでtheがつくのです。

 

つまりthe は、「みんなが特定できるもの、the〇〇と言えば、みんなが、ああ〇〇ね、と共通認識できるものにつける」わけです。

 

だから、始発列車は特定できるのでthe first train となりますし、クラスで一番背が高い生徒も特定できるので、the tallest student となるのです。最上級の前にtheをつけるのはそういう理由です。

 

では、 I can play the piano.のように「楽器にはtheをつける」と皆さんは習ったと思いますが、車にはtheがつかないのにどうして楽器にはtheがつくのでしょう。

 

楽器は古くからあります。バイオリンは1550年ごろに生まれ、ピアノは1700年ごろに生まれました。だから、長ーい時間をかけて「ピアノ」といえばこんなもの、「バイオリン」といえばこんなもの、と世界中の人々の間に共通認識として広がっていきました。

 

そのため、国が違ってもピアノやバイオリンの形は同じで、ピアノといえば黒い大きな鍵盤楽器。バイオリン、といえば茶色い小さな弦楽器。というふうに、世界中でみんなが共通して形や色を思い浮かべることができます。

 

このようなわけで、楽器の前にはtheをつけるのです。

 

じゃあなんで車の種類である、自家用車、バス、トラック、などにはtheがつかないのでしょう。

 

それは多分、車の歴史は新しい上に世界中で色々なタイプの車があるために、それぞれの種類の車を世界共通で「こんなやつ」とはイメージしにくい、つまり共通認識とはなっていないから、でしょう。

 

 

2024年9月16日 月曜日

 

◎人間は螺旋階段のように少しずつ成長していく

 

「何回同じことばっかり注意してるの!」て子どもに言ったことがある親御さんは多いんじゃないんでしょうか。

 

塾でも、同じような間違いを何回もする生徒は結構います。その都度私も、「この間違いしたらあかんて、何回も言ってるで」という注意はします。

 

流石に、「ミスしてもしゃあないわ」なんて言ってたら指導になりません。

 

でも、今まで同じような間違いを10個してたのが7個に減ってきた。次は5個に減ってきた。また、今まで自分で間違いに気づかなかったのに気がつくようになってきた。

 

同じような間違いをしているように見えても、少しでも進歩している点はないでしょうか?

 

大人でも、「あーまた、同じような失敗してしまった」と思うことはあるでしょう。でも、過去の自分と今の自分を比べた時、全く同じ、ということは無いはずです。

 

子どもは、同じようなことを繰り返して全然進歩していないように見えても、少しずつ前進している面があるはずです。つまり、螺旋階段のように。

 

上から見ると同じところばかりをグルグル回っているように見えても、横から見たら少しずつでも上にあがって行っている。

 

お子さんをこういう視点で見てあげると、子どもにかける言葉もちょっと違ってくるのではないでしょうか?

 

これは、私が生徒を教える時に、自分自身に言い聞かせていることでもあります。

2024年9月12日 木曜日 

 

◎−(−5)=+5 、−5×(−5)=+25をどう説明する?

 

数学では中学校1年生になってすぐに、負の整数、つまり−3や−10といった数字が出てきます。

 

この負の整数が、0より小さい数なんやな、ということは割と理解しやすいです。「今日の北海道幌加内の最低気温は−25、2℃でした」とテレビで聞くと、0℃よりずっと低いんやな、ということは多くの生徒は分かります。

 

ところが−5−(−5)というような抽象的な操作になると、「−から−を引くってどういうこと?」と戸惑う生徒も多々います。

 

この説明をきちんとするためには、数直線を使って正の整数と負の整数の意味や、+と−の操作概念を生徒に解らせないといけません。この場合、その説明も理解も結構難しいですし、これを家庭で教えるとなるとなおさらです。

 

ただ、「−の前に−が付いたらプラスなの」「−と−をかけると+になるの。覚えとき」と言うだけでは子ども達も納得しにくいでしょう。そこで、次のように教えましょう。

 

5-4=1                      

5-3=2                     

5-2=3                      

5−1=4 

5-0=5 

5−(-1)=6

5−(-2)=7 

 

上記のように、5から引く数をどんどん小さくしていくと、答えはどんどん大きくなっていきます。そして、5-(-1)=6となることから、−(−1)は+1となることがわかります。

 

これで子どもは完全納得、とはいかないでしょうが、何となく理解できるはずです。

 

掛け算も同様にして、マイナスの数×マイナスの数=プラスの数、となることを視覚的に教えましょう。

 

−5×4=-20

−5×3=-15 

−5×2=-10

−5×1=-5

−5×0=0

−5×(−1)=5

−5×(−2)=10

2024年9月10日 火曜日

 

◎今やスマホは、勉強必須アイテム

 

先日、ある生徒と話をしている時の会話です

 

講師「英語でも国語でわからん単語や言葉が出てきたら、辞書ですぐに調べて意味を覚えなあかんで。英和辞典とか国語辞典とか持ってるか?」

生徒「家に辞書はありません」

講師「そうか。今は辞書がある家はあんまりないわなあ。じゃあ、電子辞書とか持ってる?」

生徒「電子辞書もありません」

講師「君、スマホも持ってないんやろ。でも、それやったら英単語調べたり、国語の意味調べたりできないからちょっと困るなあ。スマホは高校生まで買ってもらわれへんの?」

生徒「そういうわけではないです。僕が、欲しい、と思わないだけです」

講師「そうか。でも電子辞書かスマホは勉強には絶対必要やで。いっかい家族と相談してみ。できたらスマホがいいな。スマホやと、単語だくでなく、社会や理科で出てきたことをすぐに調べられる。NHKのラジオ英語も聞けるしな」

 

この生徒は、結局家族と相談してスマホを買うことにしたようです。ゲームやLINE、ネット、などスマホのマイナス面がよく指摘されますが、やはり今やスマホは勉強必須アイテムです。

 

スマホでは、英単語の意味を調べられるだけでなく英単語の発音も聞けます。社会で色々な場所が出てきたらスマホですぐに画像が見れます。

 

例えば、アメリカの地理では、グレートプレーンズやプレーリーという大平原の名前が出てきます。カタカナばかりで一体何?、と思いますが、スマホで調べたら写真が出てきて一目瞭然に違いがわかります。

 

また理科の天体など、動きのある分野の学習でも、スマホでは動画解説が出てくるのでとても分かりやすいです。

 

スマホは、学習のための大きな武器になるのです。スマホを上手に使いこなしたいものです。

2024年9月6日 金曜日

 

◎弟とペット

 

ペットは飼い主にとっては家族同然、いや家族の一員といえるのでしょう。ペットの存在によって、大変心が癒されている方はたくさんおられる様です。

 

そのペットをめぐって、次の様な生徒との会話がありました。

 

 

講師 「単語を覚えたら、家族に問題出してもらって練習したらどう?」

生徒「お母さんは、わからんかったらすぐ怒るからいや」

講師「じゃあ、お姉ちゃんに出してもらったら?」

生徒「お姉ちゃんか…」

講師「他に兄弟はおらんの?」

生徒「弟ならいます」

講師「じゃあ、弟にだしてもらったらどう?」

生徒「んー、ちょっと無理かも」

講師「弟はまだ小さいねんな。何歳なの?」

生徒「えーと、6かけたら42歳かな」

講師「えー、弟やで。なんで6かけて42歳なの?」

生徒「だって、犬の年齢は人間だと6倍するっていうから」

講師「え? 弟ってペットの犬のこと?」

生徒「そうです」

講師「そうか、君にとってペットの犬は弟の様な存在なんやな。でもね、ペットの犬がいることを、弟がいる、とは言わないよ」

生徒「じゃあ、何ていうんですか?」

講師「弟の様に可愛がっている犬がいる、って言うんよ」

生徒「そうなんですか。私、友達に弟がいる、って言ってました」

講師「ええええー!」

 

この生徒にとってはペットの犬が家族同然の弟の様な存在だったのはよくわかります。しかし、ペットの犬のことを「私には弟がいる」と言ってたとは…。

 

塾での授業では、こんなふうにびっくりする会話も時々出てきます(笑)。

 

2024年9月4日 水曜日

 

◎「同じ晴れの日でも、なぜ夏は冬より洗濯物がよく乾く?」

 

生徒達に授業をする時、ただの知識の暗記にならないよう、できる限り日常生活に結びつけて話をするようにしています。その点で理科の授業は特に、日常生活に密着した話題をつくりやすい、と言えるでしょう。

 

「今日の湿度は○%」ということはよく耳にしますし、湿度が高ければ蒸し暑い、ということは感じますよね。「この湿度をどうやって計算するのか」が先日の授業で出てきました。

 

空気1㎥、つまり長さ1mの空気の箱の中に含むことのできる水蒸気の最大量を「飽和水蒸気量」といいます。そして、この飽和水蒸気量は温度が高いほど大きくなります。気温10度だと飽和水蒸気量は12.8g/㎥ですが、気温30度だと30.4g/㎥です。

 

一方で湿度は、(空気中に含まれている水蒸気の量)÷飽和水蒸気量×100で計算します。

 

従って、湿度50%の場合、冬の気温10度の時は空気中には6.4g/㎥の水蒸気が含まれているのに対して、夏で気温30度だと空気中には15.2g/㎥の水蒸気が含まれていることになります。

 

なので、冬の場合は、空気中に含むことのできる水蒸気量の余裕はあと6,4g/㎥ですが夏の場合はあと15.4g/㎥で、空気が含むことのできる水蒸気量は夏の方が余裕があるのです。

 

だから「同じ晴れの日で湿度が同じでも、夏の方が冬よりも飽和水蒸気量が大きいために、空気が吸い取ることのできる水蒸気量に余裕があるから洗濯物も乾きやすくなる」のです。

 

また、「冬に窓にできる結露は、窓際の空気が外の冷気に冷やされて温度が下がって飽和水蒸気量が小さくなり、空気が水蒸気を含むことができなくなって水滴として出てきたもの」との話もします。

 

こういった話をすると、生徒達は「なるほど」と湿度が自分たちの生活と結構関係していることを知るのです。

2024年9月2日 月曜日 

 

「私は彼女を好きです」と「私は彼女が好きです」

 

先日、ある新人講師の授業を指導していた時の話です。

中1のM君が「私は彼女が好きです」をI like she.と書きました。講師はM君に「この場合、主語は私で、彼女が、と書いてあるけど彼女を、の意味やから目的格のherがくるねん」と説明。でもM君は、「彼女が、だから主格のsheじゃないんですか?」とちょっと納得いかない顔をしていました。

 

この講師は、生徒の持っている問題集に、主格(〜は)、目的格(〜を)と説明があったので、上記のように説明したのです。なので、決して間違った指導ではありません。

 

しかしこの場合、生徒にきちんと理解させるには、目的語というものを教えるとともに、日本語は多様な表現があることを教える必要があります。そこで、私は次の様に説明しました。

 

まず板書にあるように、I like E mi.と書いて、「私はエミを好きです」と訳します。そして、Iつまり私が主語であることを確認して、エミは、私から出発して 「好き」という気持ちが向かっていく行き先、であり、行き先のことを目的地、ということから、エミの部分に来る言葉を目的語、ということを教えます。(写真参照)

 

この説明にM君は、なるほど、と頷いていました。そこで私は、日本語では、「私はエミを好きです」「私はエミが好きです」どちらでもOKであり、日本語の一言一句にこだわるのではなく、エミが目的語にあたる、ということを理解することが大事、と言いました。

 

その上で「私は彼女が好きです」の文を考えると、私から見て「彼女」は好きという気持ちが向かっていく行き先、つまり目的語。そして、代名詞の目的格、というのは目的語の位置にくる代名詞のことだから、I like she.ではなくI like her.となることを説明しました。

 

これで、M君は「わかった」とスッキリした顔をしていました。

2024年8月31日 土曜日 

 

◎必須アイテム その3「アナログ時計」

 

小学校の場合は3年生くらいで時計の読み方が出てきます。今の時計の殆どはデジタル表示なので、家にアナログ時計が1つも無い家庭の子どもはやっぱり戸惑ってしまうでしょう。

 

アナログ時計のいいところは、長針と短針がちゃんとあることです。

例えば今が1時の場合、長針が1周回る、つまり60分たつと短針が1から2に動きます。そして、「短針の1→2への移動が1時間」ということが理解できると、数字が0~12まであるので、短針が時計を2周したら1日が終わる、ということも理解しやすくなります。

 

なので秒針があるアナログ時計だとよりいいですね。60秒→1分 60分→1時間 24時間→1日 という時間の単位を視覚的につかむことができます。

 

距離の問題で「A町からB町まで何時間何分かかるでしょう?」という問題で、0.5時間を50分と答える生徒が結構います。しかし、日頃からアナログ時計を見てそれが生活に根付いているいる生徒は、このような間違いをほとんどしません。

 

なので、アナログ時計をダイニングや居間などに掛けておくとGoodです。

2024年8月29日 木曜日

 

◎1÷1/2=2の式を考える

 

1÷2=1 /2   1÷1/2=1×2=2こんな計算は中学生は機械的にはすぐできます。でも中学生でも、この計算の意味は理解できていない生徒が結構います。

 

1÷2=1/2は比較的理解できます。これは、「1個のリンゴを2人で分けます。では1人につき、りんごはどれだけもらえるかな? 1つを2人で分けるから、1人がもらえるリンゴはリンゴ半分、これをリンゴ1/2個と言うのだったね。これを式にするとどうなる?」と聞くと、多くの生徒達からは「1÷2 =1/2」と言います。

 

次に、「では、1 つのリンゴを半分ずつ、つまり1/2個ずつに分けたら、何人に配れるでしょう?」と聞くと、生徒達は、「2人」とすぐに言います。そこで「正解。じゃあ、2人、という数はどうして出てきた?」と聞くと生徒達は、「だってリンゴ半分ずつにしたら2つになるから」と答えます。

 

そこで、「そうだね。では、1個を半分つまり1/2に分けたら2人に配れる。これを式にするとどうなる?」と聞くと、すぐに答えられる生徒は急に少なくなります。「分数で割る」という感覚が日常生活であまりないからです。

 

でも、さっき生徒たちが言った通りを確認しながら式にしていきます。そして、それが1÷1/2=2となることを示します。ここで、1を1/2で割ることは、ひっくり返して2/1 を×ことで2になり、「リンゴを半分ずつに分ければ2人に配れる、という現実に合致する」ということを改めて実感させます。

 

分数の割り算は、ひっくり返してかける、という機械的理解だけでなく、実際の日常生活において実感させることも大切です。これは、正負の計算においても同様なのです。

 

 

2024年8月27日 火曜日 

 

☆勉強の必須アイテム その2「日本地図」

 

前回は、地球儀の大切さをお話ししました。まあ、地球儀ほどの重要さはないですが、日本地図もぜひご家庭でどこかに貼っておいてもらいたいアイテムです。

 

小学校では日本の色々な地方について学びます。そして、中学校の地理では、九州地方、中国・四国地方、近畿地方、中部地方、関東地方、東北地方、北海道について詳しく学びます。そこには当然いろいろな都道府県が出てきます。

 

小学校でも、都道府県と県庁所在地は覚えさせられるようですが、中学生になっても県と県庁所在地を完全に言える生徒は一部です。

 

そんな状態で、地理を学んでも当然頭に入ってきません。なので、いつも目につくところ、例えばトイレのドアのなどにデカデカと日本地図を貼っておくといいでしょう。

 

私(ブログ筆者)は、小学校6年生の時に、友人と弟と3人で広島まで二泊三日の旅行に出かけました。どこに行くか、どの電車に乗って観光地巡りをするか、地図と時刻表を見ながら全部自分たちで計画をたてました。

 

こういう経験は、のちに受験勉強で勉強計画をたてたりするのにも役立ったと思います。

 

地図を見て日本の各地を知ることは、その先に色々と広がっていく可能性があるのです。

2024年8月26日 月曜日

 

「old temples」を「ぼろい寺」とは!

 

先日の英語授業での出来事です。

 

不定詞の授業で There are many old temples to visit in Kyoto. という文の日本語訳が出てきました。普通は「京都には訪れるべき古いお寺がたくさん有ります」と訳します。ところが、ある生徒の訳は「京都には訪れるべき、多くのぼろい寺があります」でした。

以下講師と生徒の会話です。

 

講師「エ!ぼろい寺か? いやあ、京都のお寺は世界文化遺産に登録されてるくらいやで。ぼろい寺、はないやろう」(隣にいた中3生は、ぼろい寺、と聞いて爆笑)

 

生徒「だって古い物を、ぼろい、って言うじゃないですか」

 

講師「まあ、確かにな。でも、ぼろい、っていう言葉は、古いことを否定的に言う時に使う言葉やで」 

 

生徒「だって、私は京都のお寺に興味なんかないもん。だから、ぼろい。それやったらペケですか?」

 

講師「×とは言わんけどな。京都のお寺は古くて伝統があることに値打ちがあるねんから、あんまり適切な表現ではないよなあ」

 

生徒「そうなんですか…」

 

この生徒、学力は決して低くはありません。でも日常生活での「ぼろい」という言葉の使い方と、京都のお寺がなぜ世界文化遺産に登録されているのか、ということを知らないのです。

 

今の社会の教科書には、日本で世界文化遺産や世界自然遺産に登録された物や場所がいっぱい出てきて、それを覚えなければいけません。

 

しかし大切なのは、それぞれの名前を覚えることよりも、「なぜそれが世界文化遺産に登録されたのか」を学ぶことです。

 

社会のテストは、昔も今も相変わらず暗記中心です。これでは、「社会」嫌いの生徒が増えるばかりです。

2024年8月24日 土曜日

 

◎勉強の必須アイテム その1「地球儀」

 

皆さんのお宅に地球儀はありますか?

 

日本は、世界のどの辺にあるの? タイってどこ? イギリスは? 今戦争が起こっているウクライナやイスラエルはどこにある?  

 

塾の生徒たちに聞いても、知らない中学生はいっぱいいます。だから、ニュースを見てもピンときません。そして、それぞれの国の位置は、口頭だけではなかなか説明できません。

 

でも地球儀があれば、一目瞭然で日本の位置や世界の国々を知ることができます。

また、それぞれの国の大きさを、日本と具体的に比べることもできます。

 

教科書では世界の色々な国が出てきますが、それが世界のどこにある国なのかイメージできないと、頭にも入ってきません。

 

また、中学生になると歴史の勉強で、ヨーロッパや中東のことも出てきます。ローマ帝国が出てきても、ローマがどこにあるのか知らないと???ですよね。

 

だから、小さい頃から地球儀をよく見ている子どもは、世界の国々をよく知っています。

 

また地球儀は、理科の天体の勉強にも役立ちます。地球儀は、23、4°地軸が傾いているので、春夏秋冬と季節が変わる理由を考える上でも役立つのです。

 

今からでも遅くはありません。もしご家庭に地球儀がなければすぐに用意して、地球儀を見ながら、ニュースに出てくる世界の国々について親子でお話しをしましょう。

2024年8月23日 金曜日

 

「日常生活の経験は大切」

 

小学六年生のA君。中学受験をめざして猛勉強中。昨日社会の勉強で震災のことが出てきて、先日の地震でスーパーからお米が無くなった話になりました。

 

講師「お米だけあっても、ご飯は食べられへんよ。お米の炊き方知ってる?」

A君「お米を炊飯器に入れて、スイッチいれたらご飯になるんと違うんですか?」

講師「え?君、ご飯炊いたことないの?お米に水を入れんと炊けないよ」

A君「そうなんですか!」

 

このように、生徒と話をしていて、え!と思うことは結構あります。でも単なる笑い話だけではないのです。

 

受験勉強には生活に関わることがたくさんでてきます。なので生活経験豊富な子どもは、生活の中で色々なことを知ってるので勉強もよくできます。

 

例えば、家族で旅行に行く時、その場所のことを前もって子どもに調べさせてみる。そんなことの積み重ねが、子どもの知識を増やし興味関心を大きくしていきます。

2022年4月25日 月曜日

 

 長年使っていた豊中教室は建物の老朽化に伴い、移転することとなりました。設備を運び出しながら、空になってくる教室を眺めて、感謝の気持ちがいっぱいです。

 新しい教室の改装を2週間かけて、DIYしてみました。粗末なところはたくさんありますが、生徒たちから綺麗だと言ってもらえました。嬉しい限りです。

 これからも新な環境で立派に成長してください!いつでも応援しています!

 

 

2021年3月22日 月曜日

 

 毎年の合格発表の日は慣例として何処か生徒さんの受験校に見に行きます。掲示板の前で笑顔や涙に包まれ、自分も生徒さんの手伝いをして、一役を担ったことに感激しています。

 今年は大阪府公立高校最高峰の北野高校に参りました。事前に教えてもらった受験番号を探すと、なんと!なんと!ありました!!

深夜までたくさんの問題集をやる日々、

家族と過ごせず塾で勉強する休日、

やっと、全部叶ってくれました。

努力に報われたことは本当に最高です!

 

 

2020年12月14日 月曜日

 

 2学期期末テストが終わりました。しっかりとテスト勉強をして悔いのない点数を取れたのでしょうか?

く生徒から「先生、凡ミスしてなかったら400点行けた(T ^ T)」と報告されますが、ある有名人のお言葉を借りて返事したいです。

 「失敗を失敗だと思わなければ、失敗じゃない。」

ちゃんと勉強したのに点数は取れていない、だけど勉強した分は実力が上がっているに違いない。悔しいということはもっと高い目標がある。そう思いつつ、次のテストに向かって気合いを入れて挑んでもらいたい!

 塾内で5教科450点以上と400点以上の生徒に「達成バッジ」を渡し、表彰しました。次も頑張りましょう!

2020年11月3日 火曜日

 

 2020年第2回英検準会場試験無事に行われました。たくさんの生徒が参加していただきありがとうございます。

 英検合格者を表彰するために、松塾のオリジナル缶バッジを作成いたしました。皆さんは多くのバッジを獲得できるよう頑張ってください。

 これから、いろいろな種類のバッジを制作する予定です。塾内統一テストTOP3や定期テスト400点以上など、ぜひお楽しみに!

2020年7月18日 土曜日

 

 2020年は日々心配しながら「コロナ」の報道を聞き、いつの間にか半年が経ちました。早く終息しますように願います。

 

 今回の更新に良いお知らせがあります。

なんと2020年英語検定第2回テストから、松塾浪速教室が準会場になりました。

 団体申し込み者は塾内での受験が可能となります。

 いつも通ってお馴染みの教室なので緊張せずに英検に挑むことができ、良い結果を出せるのではないかと思います。

 詳しくは、教室の案内をご確認ください。

 

2020年2月8日 土曜日

 

明けましておめでとう御座います。

あっという間に1年間が過ぎて、振り返って見ると中々充実したいい年でした。

年明け早々受験シーズンです

今年なんと初めての遠征に行って参りました。

受験日が大阪府と異なる奈良県ですが、あの超名門の西大和学園に3名の優秀な生徒たちが挑戦します。

全く違うステージに立ち、強いライバルたちに負けずに挑んだことが人生において貴重な経験になるでしょう。

2019年5月27日 月曜日

 

3月の塾内統一テストのを振り返ってみました。

今回の小学生の低学年部は偉い!小学3年生だと思えないぐらい静かな会場でみんな集中してました。当然テスト結果も喜ばしい。

素晴らしい成長ぶりですね!

2019年3月14日 木曜日

 

少し遅くなりましたが、

🌅明けましておめでとうございます。

🎍今年もよろしくお願いいたします。

 

2019年の新授業として第一弾:

オンラインでマンツーマン英会話授業です!

体験会の写真をご覧ください。

日本語を使わない外国人の先生と英語を勉強するチャンスがなかなかないので、塾生のみなさんがドキドキしながらも楽しくできたようです。

「英語に興味がない」子や「英語が嫌い」な子には英語が好きになるきっかけとなるかもしれません。

ぜひ一度ご体験ください。お待ちしております。

2018年12月17日 月曜日

 

今年のクリスマスもいよいよやってきます!

🎄ツリーを飾って、教室もイベント感満載です。

年末といえば冬季講習❄️!

特に受験生のラストスパートになります。

ライバルと抜くか抜かれるかの最後の勝負なので、悔いを残さずに頑張ってください。

松塾が全力で応援します!

 

2018年11月に浪速敷津西教室に新しい教室が増えました!

 

今までの教室と全く違うスタイルの内装で、まるでアメリカンスクールのような爽やかな教室になっています。

 

塾生から大好評をいただきました。

 

新しい環境で引き続き勉強頑張りましょう!

2018年12月15日 土曜日 

 

本日塾長のブログを始めました!

松塾生の皆さんが日々成長して行き、その喜びや感動で満ち溢れた日々を記録し、是非ご覧の皆様と共有させていただきたいと思います。